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交通事故コラムマメ知識風邪薬を飲んで車を運転したら違反です!運転ができ…

風邪薬を飲んで車を運転したら違反です!運転ができるようになるのは何時間後?

年末年始は交通事故発生件数が増加する季節です。

当サイトでは年末年始に起こりがちな事故について全5回にわたって解説していきます。

第4回目は風邪薬服用時の運転についてです。

最近急に寒くなってきましたね。

12月は急な冷え込みから風邪をひく人が増えてきます。

風邪かな?と思ったら早めに風邪薬を飲むという人も多いかと思うのですが、風邪薬を服用しながらの運転は危険行為かつ違反であることをご存じでしたか?

風邪薬を飲んで運転したら違反になるって本当?

風邪薬を飲んで運転したら違反になるなんて聞いたことがない…という方もいらっしゃるかもしれませんが、道路交通法第66条では、「何人も、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない」と定められています。

 

ちなみに罰則は1年以下の懲役又は30万円以下の罰金の上、違反点数は25点となり、一発で免許取消です。

 

普段から何気なく、風邪気味だから車で病院へ行こう、風邪気味だから薬を服用するという方も多いかと思いますが、罰則の重さから、気軽に運転していいものではないことがお分かりいただけるかと思います。

どうして、風邪薬を飲んだ後は運転をしてはいけないの?

風邪薬を飲んで眠くなったという経験をされたことがある方も多いと思います。

 

風邪薬には眠気を誘発する成分が入っているものもありますので、「服用後の運転は控えてください」と注意書きがされている市販薬も少なくありません。

 

もし運転中に眠気が起こってしまったら…?

 

自分は大丈夫、これまでも何も起きなかった、と思われる方もいるでしょう。

 

しかし、自分の体調を100%理解している人等どこにもいません。

 

もし、自分の体調をよく理解していたのであれば風邪をひくこともなかったでしょう。

 

気が付いた時には大事故を引き起こしていたなんてことにならないよう、風邪薬を飲んだら車を運転してはいけないということを必ず心に留めておきましょう。

 

なお、風邪をひいた状態での運転は飲酒運転よりも危険という研究結果もあります。

 

風邪っぽいなという場合も、正常な運転をできる状態ではない可能性があるということをドライバー一人一人が理解しておくことが大切です。

風邪薬を飲んでから何時間後に運転できる?

風邪薬の中には眠気を誘発する成分が含まれているものもありますので、運転に支障をきたしてしまうものがあります。

 

また、アレルギー等によって意識障害等の副作用が起きてしまった場合、事故を引き起こしかねません。

 

市販薬・処方薬問わず、薬の使用上の注意をよく読み、眠気やふらつきといった副作用が記載されている場合や、車の運転操作はしないよう注意書きが記されている場合は服用後の運転は控えましょう。

 

職務上、運転をしなければいけないという場合は、医師または薬剤師に相談することで、運転に影響を及ぼさない薬に変えてもらえる可能性があります。

 

くしゃみ・鼻水を抑える抗ヒスタミン剤、咳止め効果のあるコデイン類、熱鎮痛薬の効果を高めるブロモバレリル尿素やアリルイソプロピルアセチル尿素といった成分が、眠気の副作用を起こしやすい成分と言われています。

 

風邪薬を飲んでから何時間後に運転できるかと言われると、薬によっても違いますし、体調・体質によっても違いますので一概には言えません。

 

ルルアタックEXを販売している第一三共ヘルスケアの公式HPのよくある質問では、ルルアタックEXは服用後約12時間効果が持続するとし、12時間経過後も薬の代謝には個人差があるので、眠くないことを確認してから運転してくださいと回答しています。

 

またベンザブロック咳止め錠を販売している武田コンシューマーヘルスケアのQ&Aでは、ベンザブロックせき止め錠を服用した場合はその日の運転は避けるよう回答しています。

 

ちょっと風邪気味だから車で病院へ行こうという方、具合が悪い状態よりは風邪薬を飲んだほうが安全だろうと風邪薬を服用してから車を運転される方、実はとっても多いんです。

 

薬の副作用を安易に考えてはいけません。

 

ふっと意識を失った一瞬に、重大な事故を引き起こしてしまう可能性があるのです。

 

そんなおおげさなと思うかもしれませんが、独立行政法人医薬品医療機器総合機構「医薬品副作用データベース」によると、2004年~2016年までの12年間に薬の副作用があったと報告された数は約39万件、そのうち交通事故に至ったケースは342件あったことが報告されています。

 

事故を起こしてしまったら、自分だけでなく他の誰かを傷つけてしまう恐れがあります。

 

そして、取り返しのつかないことになってしまうこともあるのです。

まとめ

事故なびは、交通事故被害に関わる全ての方々を救済したいという思いから、交通事故に関するコラムを発信することで交通安全の啓蒙活動行っているほか、安心して治療ができるよう整骨院のご紹介や交通事故案件に強い弁護士事務所及び弁護士先生を紹介しております。

 

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2021.01.26

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