最近、急増している交通事故
交通事故による負傷件数の推移
近年の自動車の進歩【自動運転システム等】により、交通事故による死亡事故は激減しております。
昭和45年には16,765人と過去最多を記録しました。それ以降減少し、昭和51年には1万人を下回りました。
そして、平成8年には1万人を下回り、平成14年には過去最多であった昭和45年の死者数の半減を達成しました。その後、平成15年には7,000人に、平成19年には5,000人になり、平成21年以降4,000人となっています。
しかし、軽度な交通事故と言われる交通事故によるケガを負ってしまった方の数はどうでしょう。
大幅な死亡事故の減少とは別に、交通事故による負傷数は「年間60万人」以上となります。
これは、日本人の200人に1人は1年で交通事故によりケガをしてしまう計算です。
※上記は、警察の発表数字となりますので、警察を呼ばない交通事故(非公式)も含めますと年間90万人の方が事故により何らかのケガをしていると言われております。
最近増えている交通事故ってどんな事故?
交通事故による負傷者の割合として、顕著に増加しているのは、交通事故負傷者数を年齢層別にみると,高齢者(70歳以上)が最も多く,中でも75歳以上が全体の負傷者の方の36.1%を占めています。
事故の内容としては、
- ブレーキの踏み間違えによる追突
- 迷惑運転行為
<1>ブレーキの踏み間違え
この原因において、交通事故を起こしてしまうのは、75歳以上の高齢者が他の年齢層の
2~5倍と高い割合となっています。
交通事故状況では、【発進時】【サービスエリア内】【店舗等の駐車場内】といった通常の道路以外が高くなっています。
また、高齢者の【後退時※バック】の事故割合が高いのも特徴です。
やはり、運転操作の誤りの要因は「慌て、パニック」が多数です。また、ペダル操作の踏み間違えの要因は「高齢」「乗り慣れない車」などが原因となっています。
<2>迷惑運転による交通事故
昨今のニュース等で、皆様も身近に感じる事が増えたかと思います。
迷惑運転行為は、非常に増加しています。
以下は、迷惑運転行為の例です。
酩酊運転:アルコール等による酔っ払い運転や危険ドラッグなどを使用しての運転
制御困難運転:法定速度を超えたコントロールできないくらいの速度での運転
未熟運転:無免許運転
妨害運転:煽り運転等(高速道路などで後ろにピタッとついてパッシングを繰り返して煽ったり、横から危険な割込行為や幅寄せ行為を繰り返したり、交通を妨害するような行為)
迷惑運転によってケガをした場合、未接触でも交通事故になるの?
交通事故では、相手と接触せずに発生する「非接触事故(誘因事故)」というものがあります。
例えば、「横断歩道を渡っているときに信号無視をした車とぶつかりそうになったため、避けようとして転倒した」といったケースの交通事故です。
このような、相手が危険な運転をしたために発生した交通事故では、接触していない場合でも補償及び賠償の対象になります。
非接触の交通事故においても、【警察を呼ぶ】事は必須となります。
警察を呼び、交通事故原因が相手にあることを警察に記録してもらうことで、相手(加害者側)の自動車保険から治療費などの補償を受けることができます。
非接触の事故のケースでは、イレギュラーな要素が発生しがちです。
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2018.05.30