夜間運転が怖いという人が増えています!【安全運転のための原因と対策】
当サイトでは年末年始に起こりがちな事故について全5回にわたって解説していきます。
第3回目は夜間運転で起こりやすい事故やトラブルについて解説していきます。
夜間運転の事故原因とは?
なぜ、夜間は交通事故が発生しやすいのでしょうか?
その要因はいくつかあります。
・発見が遅れてしまう。
夜間は周囲が暗くなってしまうため、対向車や自転車、歩行者の発見が遅れてしまう等、危険を見落としてしまったり、危険の発見が遅れがちになってしまいます。
歩行者が黒っぽい服を着ていたため直前になるまで存在に気が付かなかった、という経験をされたことのあるドライバーの方も多いのではないでしょうか。
また、暗闇によって立体感が乏しくなってしまうため、状況の判断を誤りやすくなり事故の危険性が高まるとも言われています。
その他にも、徐々に見えづらくなっていてもまだ大丈夫と、昼間感覚で運転をしがちになってしまう人も少なくありません。
薄暗くなる前から早めにヘッドライトを点け、事故を未然に防げるよう一人一人が安全運転を心がけることが大切です。
・注意力の低下
日中に活動をしている人は夜になると心身機能が低下し、注意力も低下してしまいます。
また、仕事帰りや深夜の運転は疲れや眠気からドライバーの注意力が散漫になります。
注意力が低下していると、歩行者や対向車等の接近に気が付くのが遅くなり、大事故に発展してしまう恐れがあります。
警視庁が発表している平成29年における交通事故の発生状況によると死亡事故原因のトップは漫然運転が原因によるものです。
頭がぼんやりしている、眠気があるといった場合は、休憩をしたり仮眠をとるようにしましょう。
ヘッドライトが眩しくて夜間運転が怖いという人が多いって本当?
・げん惑
夜間運転をしていると対向車のヘッドライトが眩しくて目がチカチカしたという経験をされたことがある方も多いかと思います。
これは光によるげん惑というものです。
げん惑とは、対向車のヘッドライトの光が目に入り、視界が見え辛くなる現象のことを指します。
対向車両がハイビームにしている場合は強い光が視界に入ってくるため、げん惑が起きやすくなります。
目に強い光が入ってしまうと、げん惑が収まる迄数秒程かかる場合がありますので、見え辛い状態での走行は非常に危険です。
・グレア現象
夜間走行時はグレア現象にも注意しなければいけません。
グレア現象は主に、交差点で右折する際、自分の車と対向車のヘッドライトが反射することで、横断歩道にいる歩行者が消失したように見える現象のことを指します。
歩行者は自分にヘッドライトが当たっているため、当然ドライバーに自分の姿が視認されていると思うのですが、グレア減少によって姿が消失しているとドライバーは歩行者の存在を視認できていません。
雨が降っている日はさらに注意が必要です。
路面に溜まった雨水にヘッドライトが乱反射し停止線やセンターラインが見えなくなることがあり、車線確認に気を取られてしまうことで歩行者等の発見が遅れてしまうことがあります。
・視力の低下
高齢ドライバーは身体的能力が低下しているため、夜間の運転は特に気を付けなければいけません。
高齢者で特に注意しなければいけないのは視力の低下です。
加齢によって視力や深視力(遠近感や立体感)が低下していきます。
また、動体視力も低下していきますので、動いているものを察知し辛くなっていきます。
一般成人は約200度ある視野角も、約60度程に狭まってしまうため周りが見えにくくなってしまいます。
70歳代で84~97%、80歳以上ではほぼ100%発症すると言われている白内障は、目がかすんでしまったり、視界が狭くなってしまったり、光を眩しく感じてしまうといった症状がありますので、夜間の運転にはかなり注意が必要です。
夜間でも安全に運転するポイントとは?
夜間でも安全に運転をするポイントは、ライト上向きの原則を守り、こまめなライトの切り替えをすることです。
ハイビームは前方100mを照らすことができますので、夜間走行では基本的にハイビームで走行し、歩行者や対向車、先行車がいる場合はロービームに切り替えましょう。
状況によっては、夜間時でもサングラスをかけることをおすすめします。
夜間にサングラスをかけて運転していいの?と思われるかもしれませんが、夜間時でもサングラスをかけることは法律違反ではありませんのでご安心ください。
夜間時は反射を軽減できる偏光レンズを用いたメガネ・サングラスがおすすめです。
ただし、サングラスを装着することによって安全運転義務違反に問われる可能性がありますのでご注意ください。
日中に装着しているサングラスは夜間には適していない可能性がありますので、夜間運転に適合(JIS規格)したサングラスを装着してください。
まとめ
今回は、夜間運転で起こりやすい事故やトラブルについて紹介してまいりました。
安心して運転できる世の中にしていくためには、ドライバーお一人お一人が安全運転を心がけることが大切です。
もし万が一事故に遭ってしまった際は、事故なびにご相談いただくことでお力になれることがあるかもしれません。
交通事故対応のご相談や、お近くの整骨院情報、弁護士の先生をご紹介させて頂いておりますので、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。
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2021.01.28
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