【高速道路での交通事故はやっぱり多いの?】
そのため、一般の道路と比べたら運転しやすい環境といえます。しかし、2016(平成28)年には年間で約9,000件以上の交通事故が発生しています。
※特に帰省シーズンや大型連休に集中して交通事故が発生する傾向にあります。
今回は、高速道路で事故が起こる原因や、運転される方が気をつけるべきことについて解説します。これからの大型連休や帰省シーズンに高速道路を走るのに不安を感じている場合には、安全運転のための予備知識として、お役立ていただければ幸いです!
【高速道路の事故で多い5つの原因】
① 車の故障やパンク
② トラック等の落下物をよけきれない
③ あおり運転や迷惑運転で車間距離が近く停止が間に合わない
④ 料金所や急な渋滞での追突事故
⑤ 渋滞中の低速運転で油断してしまい追突事故
① 車の故障やパンク
高速道路を走行中に、車のパンクやエンストなどのトラブルが発生し、焦って車を停止させたところで交通事故に巻き込まれてしまう。
② トラック等の落下物をよけきれない
高速道路では、道路上に自動車部品類や積み荷など、大きな障害物が落ちていることがたまにあります。その落下物をよけ損なったことや激突してしまい、事故が発生する原因になるケースも多いです。
※落下物が原因で事故が発生した場合には、落下物を落とした運転者の過失が大きくなります。ただ、事故を起こした運転者も、多少の過失は問われることになるので注意しましょう。
③ あおり運転や迷惑運転で車間距離が近く停止が間に合わない
高速道路は通常の道路よりもスピードを出して走行するので、当然いつもよりも制動距離(ブレーキを踏んでから停止するまでの距離)が長くなります。そのため、前方の車両との適切な距離が保てずに、追突事故が発生してしまうケースが多いです。
また、最近メディアで騒がれている【あおり運転】【迷惑運転】【逆走運転】も大きな要因となっています。
④ 料金所や急な渋滞での追突事故
高速道路では、料金所やジャンクションでの急なブレーキや方向指示器の出し忘れ等も、交通事故の原因になります。
特に、前方に大型トラックやバスが走っているケースでは、看板を見落としがちで交通事故の発生率も跳ね上がります。
⑤ 渋滞中の低速運転で油断してしまい追突事故
大型連休や帰省シーズンとなりますと、長距離の渋滞運転も珍しくありません。状況によっては、30キロ以上の距離を渋滞運転するケースもあると思います。
その際、運転中の居眠りやブレーキパッドの踏み間違え等で事故になり易いです。
また、渋滞中は車線変更も非常に難しく、二次災害の交通事故も起きやすくなります。
【高速道路でトラブルが生じた際の対処法】
仮に、高速道路でトラブルや事故が生じた際にとるべき方法を3つご紹介します。
① 車を路肩によせて安全な場所に避難する
② 停止表示板と発煙筒の設置を行う
③ 安全な場所に避難して電話で通報する
① 車を路肩によせて安全な場所に避難する
第一に、車を路肩によせて、同乗者と共に車外の安全な場所に避難しましょう。
車を停止しなければならない場合は、周囲の車にトラブルが発生している様子がわかるよう、ハザードランプをつけながらゆっくり減速して停止するようにしてください
※不用意な急ブレーキは絶対に避けましょう。
② 停止表示板と発煙筒の設置を行う
車を停止させて身の安全を確保できたら、次は二次災害の発生を防ぐために、停止表示板と発煙筒の設置を行いましょう。周囲の状況を十分に注意しつつ、停止させた車両の50m後方(雨や見通しの悪い状況の場合はさらに後方)に設置をして、後方車両の運転者に、前方で車が停止していることがわかる状態にしてください。
③ 安全な場所に避難して電話で通報する
停止表示板と発煙筒を設置して安全地帯に避難したら、次は電話で通報をして、トラブルの周知・救助の要請を行いましょう。警察(110番)もしくは道路緊急ダイヤル(#9910)で高速道路のトラブルに対応してもらえます。
【まとめ】
高速道路で事故が起こる原因はさまざまですが、事故に発展するのは、そのトラブルにうまく対処できなかったケースが非常に多いです。
もし高速道路を走行中に身の危険を感じた場合には、110番もしくは、事故なびにご相談ください。
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2019.12.24
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